プロテインスキマーの仕組みと種類について調べてみました

こんばんは、松崎です。

海水水槽立ち上げに向けて、プロテインスキマーについて調べてみました。

特に今回は省スペースで強力なスキマーを自作したいと思ってるので、泡を作る仕組みに注目しながらどんな種類があるのか情報を集めてみました。

まずはプロテインスキマーとは何なのかというところからおさらいです。

プロテインスキマーとはプロテイン(タンパク質)スキマー(取る)という名の通り、水が汚れる原因となる物質(残り餌や糞や微生物の死骸など)を水の中から取り除いてしまおうというものです。

仕組みとしては海水の中で微細な泡を大量に発生させて、その微細な泡が汚れを浮力で上に上にと持ち上げて最後は水の外に出してしまいます。
そのため、プロテインスキマーの能力は泡がとても重要になります。

どれだけ微細な泡を大量に作れるか、そしてその泡がしっかりと海水と触れ合って効率よく汚れを持ち上げる事が重要になってきます。



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では、実際にどんな種類があるかですが代表的なのこの4方法かと思います。

・エアーリフト式
・ベンチュリー式
・ベケット式
・ダウンドラフト式

まずはエアーリフト式ですが、こちらは一般的に販売されている商品も多いです

代表的なところでは

マメデザイン マメスキマー3 


カミハタ 海道河童 小


このあたりは王道ですね。


泡発生のしくみとしてはウッドストーンと言う木の端材にエアーポンプで空気を送り、木の繊維のあいだから微細な泡を発生させます。

マメデザイン マメウッドストーン


メリットは価格が安くててを出しやすい事、デメリットは能力が弱くて定期的にウッドストーンを交換する必要があるため手間をコストがかかる事




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次にベンチュリー式です。


市販の大型プロテインスキマーはほとんどがこの方式です。


水中ポンプの水流が出る口を細く絞り、そこに空気の入り口を作ってあげると空気を巻き込みながら細かく砕いて泡が発生します。


代表的な商品は多くあります


ゼンスイ プロテインスキマー Genesis1000EX 60Hz


ゼンスイ ニオス クァンタム 120 (50Hz用)



小型水槽用だとこのあたり

ゼスト (ZEST) 外掛式プロテインスキマー QQ1(キューキューワン)


カミハタ 海道達磨



次にベケット式ですが、こちらは販売している商品では見たことがありません。


主に自作での方法になると思いますが、ベケットヘッドという特殊な排水口から泡を発生させる方式です。



バレット3用インジェクターベケット

こんな奴です。

私も以前勘違いしていてベンチュリー式をベケット式だと思って記事を書いていました。
今回書いていて気がついたので訂正しておきます。



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最後にダウンドラフト式です

これは強力なポンプを使用して、上から下に向かって勢いよく水流を噴射し

その先にドライボールなどの複雑な形状のものに当てることで水が粉砕し、大量の泡を発生させます。

この方式はネットで調べてもほとんど自作でしかヒットしませんでした。

私もいつか自作してみようと思うので、詳細はその時に。


以上、色々と調べてみましたが
今回の30cmキューブという小型水槽に合いそう&自作できそうなのはベンチュリー式ですね。

手持ちのポンプで泡をうまく発生させる方法を考えていきたいと思います。


それでは、また。



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