ブラックアロワナの水合わせについて。飼育に適したPH管理について
その為、弱酸性の飼育水にするためにはマジックリーフや調整材を使ってPHを下げる必要があります。
と、ここまではネットや本で事前に調べていた内容です。
私もブラックアロワナを購入したときにマジックリーフを一緒に買って帰るつもりでした。
しかし、ショップで泳いでいるブラックアロワナを見てふと疑問におもったのです。
「この飼育水って弱酸性にしてるのかな?」と
ショップにはすごい数の水槽と生態が居るわけですが、わざわざ魚に合わせてPHを調整なんて出来ないんじゃないかと思いました。
それに生態を小分けにして陳列している壁一面の水槽も、飼育水は全部繋がっていて大型の濾過で一括管理しているはずですしね。
ショップの店員さんに、マジックリーフを買って帰って自宅の水槽も弱酸性にする必要があるか聞いていましたが「PHはわざわざ下げなくても水合わせだけ慎重にすればそんなにこだわらなくてよいと思います」と言われました。
そのアドバイスもあって、今回は水道水そままのPHでブラックアロワナを飼育することにしました。(PH7.5前後)
一番心配していたのは水替えです。
飼育水はなんとか調整してPH5.5くらいにできたとしても、バケツ1、2杯の量をちょうど5.5なんて調整できないのでは?
調整剤ならまだしもマジックリーフで微調整なんて難しそうです。
そう考えると水替えのたびにPHショックの危険性があることになりますし、毎回時間をかけて注水したとしても魚にとってはストレスでしょう。
そうなると逆の発想で、ブラックアロワナの方にPH7.5程度の水に慣れてもらった方が飼育ストレスは(お互い)低くなるのではないかとの考えです。
さて、まずは温度合わせです
1時間ほど袋のまま浮かべておきました。
今回はじっくりやる為、点滴法で水合わせします。袋からケースに移します。
この時点でしばらく見つめて観察してしまいました。
フヨフヨと漂っているのですが、暴れたり怯える様子もなく、なんとなく図太いイメージがあります。
水合わせ前に一応PHを計ってみました。
私はこれを使っています。
まずはこれから飼育する古代魚水槽。PHは7.6です。
続いてショップの飼育水、現在ブラックアロワナが泳いでいる水です。PHは7.2、やっぱり中性ですよね。
そして我が家の水道水。PH7.4です。
本来ここからPH5.5に下げた水で水合わせするんでしょうか?
今泳いでいるショップの飼育水PH7.2で十分元気そうなので、やはりブラックアロワナに我が家のこの水に慣れてもらった方が良さそうです。
これから長期的に飼育を考えると、水替え時にうっかり調整を間違えた時のPHショックの危険性が高すぎる気がします。
たまに水を捨てながら、じっくり2時間点滴法で水合わせをおこないました。
そしていよいよ放流です。
落ち着いています!小ぶりだけど、しっかりゆったりと泳いでいます。体長は10㎝ほどだと思います。
もっと後ろに隠れようとするのかと思いましたが、意外と水面全体を行ったり来たりして優雅に泳いでいます。
身体が小さいので、目がまん丸でデカく見えますね。身体は若干細い、というか薄いような気がします。痩せていると心配なのでこれからしっかり餌付けして、まずは厚みが欲しいですね。
正面から。ひげが2本ついています。水面あたりに近づけながら動かしています。
ひげは触覚のような役割があって、これで水面付近の餌を感じて捕食するようです。
水質悪化やどこかにぶつけたりするとたまに無くなるようですが、たいていの場合は再生できるみたいです。
後ろ姿。胸びれを左右にピンと広げて泳いでいます。
腹びれが細くて長いのが意外でした。身体がまだ小さいのですっと伸びた腹びれが目立ちます。
黒い背びれ、尾びれ、下びれに黄色いラインが格好良いです!
幼魚の間だけしか見られないこのカラーリングを、今のうちにしっかり堪能しておこうと思います。
最後に動画です。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
良いですねー、ずっと見てしまいます。
元気に泳いでいるのでPHについては今のところ問題無いようです。
調子を崩す様子が見られなければこのままいこうと思います。
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