ガラス蓋を切断加工してみました。

こんばんは、松崎です。

これから立上げ予定の60cmスリム水槽
IMG_1561.jpg
今回は上部フィルターを使うことにしたのですが、残った幅に入るちょうど良いガラス蓋がありません。余っていた湾曲した蓋があったので合わせてみましたが、上からみるとかなりはみ出しています。
ガラス加工.jpg
この赤い点線ラインで、ガラスを切断してみることにしました。

ガラスの加工は初めてなのでまずは切断する道具を探しました

最初amazonで買おうと思って見ていたのですが、かなりたくさんの種類があってどれが良いのかわからず。現物を見てから買おうと思い東急ハンズに行きましたが、ここでも同じようなガラスカッターが10種類以上あってよくわかりません。金額的にはだいたい700円~2000円くらいでした。

店員さんに聞くとオイルを使うかどうかで大きく2種類に別れるとのこと。たくさん切断する場合はオイルを継ぎ足しながら使うと刃が長持ちするし綺麗に切れるとのこと。今回は水槽のガラス蓋を切断したいだけで、初心者だと伝えるとこれが無難ですよと言われました。

SK ガラスカッタ SK-2

1000円ちょっとだったと思います。オイルは使わず、3~5㎜厚のガラス対応とのこと。

IMG_1560.jpg
水槽のガラス蓋はだいたい3㎜だと思うので問題ありません。

裏の説明書を見てみると
IMG_1566.jpg
約60°の角度で水平に引けば良い。これだけ確認していきなり本番やってみました。



IMG_1565.jpg
ガラスを机に置いて切断したいラインにマジックで印をつけて定規をあてカッターで切りました。

???

全然ガラスが切れている感覚がありません。

ここで注意です。
ガラスカッター説明.jpg
先ほどの説明書に ①切断音 とありますが、初めてだとこれがわかりづらいです。

小さく「チー」という音がするのですが、とても小さな音だったので全然切れてないと思い、力を入れてもう一度切ってしまいました。
やってはいけないと②に書いてある「2度引き」と③にある「力入れすぎ」ですね。

ガラスを確認すると細いキズが少しずれて2本入っています。

???これで切れたのか??

という感じですが、3度目はさすがにまずいと思い次の工程へ

IMG_1567.jpg
3㎜厚のガラスなので上段に書いてあるように手で割るはずなのですが、いくら頑張っても全然割れません。

3度目の切断に行こうか、下段にあるように段差を作って体重をかけて割ってみるか迷いましたが、後者にしました。

この時点で失敗する感じがプンプンしていたので、半ば諦め半分でグイっと力入れてみると

IMG_1568.jpg
パリンっという音とともに、思いのほかまっすぐ綺麗に割れました。
あの細いキズで十分だったようです。3度目の切断にいかなくて良かったです。

IMG_1569.jpg
ただ、切り始めと終わりの部分だけ綺麗には取れませんでした。カッター当てた時も最初と最後はうまく力が入らず、ちゃんとキズがついていなかったのでしょう。

こんな時に使う専門道具もあるようです。
ガラスの小さく残った部分に均等に力を伝えて折ることが出来るようです。ペンチなどの似た道具で強引にやると、変に力が掛かって大きく割れてしまうようなのでやらない方が良いです。

今回はそんなに大した加工ではないので、この道具は買いませんでした。

次に切断面の処理ですが、割った面はかなり危険です。私は2度切りしたので余計に切断面が荒れています。
本当は砥石で磨くのが正解だと思うのですが

研磨用砥石

私は用意していなかったので耐水ペーパー(#600)で磨いてみました

IMG_1571.jpg

根気よく磨けば、仕上がりは普通に触れるくらいにまで丸くできました。

ただ手を切らないように注意です。当て木を使って慎重にやったほうが良いです。


完成形の写真です
IMG_1573.jpg
切断した面はフィルター側にしたのでパッと見綺麗に納まっていますね。照明をおけばさらに隠れるのでこれで全く問題なしです。

今回初めてガラス加工をしましたが、割と簡単にできました。
1回やればだいたいコツが掴めるので、手元に使わないガラスがあれば一度練習してみたほうが良いかもしれません。

ガラスカッターという名前からガラスを「切る」んだと思っていましたが、実際は「キズをつけて折る」とう感じが近いです。
キズに関しても「チー」という小さい音細いキズがつけば十分なので、心配になって2度切りはしないほうが良いです。
あとは躊躇せず思い切って割るだけですね。

工具もガラスカッターだけだったので1000円程度だし、まだ何度も使えると思うので自作の幅が少し広がった気がします。




古代魚別の記事はこちらです。
↓参加しています。よろしければお願いします。
にほんブログ村 観賞魚ブログ 古代魚へ
にほんブログ村


この記事へのコメント