黒ヒゲ苔対策!木酢液を使ってみました
こんばんは、松崎です。
先日もお伝えしましたが、水草水槽に黒ヒゲ苔が大繁殖しています。
全景だとわかりづらいですが、近くで見るとあちらこちらにびっしりと生えています。
いやー気持ち悪いです。食事中の方がいたらすみません。
特に流木と水草の葉にしつこく浸食しています、水草はこまめにトリミングしているのですが増えるスピードがすごくて完全に押されています。
そこで今回は対応策を講じることにしました。
黒ヒゲ苔が発生する原因と対策については先日記事にしたのでこちらをご参照ください
(→過去記事:黒ヒゲ苔大量発生!原因と対策を考える)
今回、この中から実施するのはこの3点にしました
①フィルターを掃除する
②木酢液に漬ける
③黒ヒゲ苔を食べる生体と入れる
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①フィルター掃除についてですが。
黒ヒゲ苔の発生(増殖)原因となるリン酸はフィルターのウールマットなどに溜まりやすい為、水替えをこまめにしてもなかなか減らすことが難しいそうです。
その為まず初めに行うべきはフィルター掃除というわけです。
この水槽は外部フィルター2213を使用しているのですが、外部フィルターは掃除するのがなかなか面倒なのです。
外部フィルターのウールマットを交換するためには給水・排水ホースを外さないといけないし、蓋(モーター)部分を外すと水が溢れるので本体を洗面所にもっていかないといけないしで、結構面倒なんです。
そこで少し横着するために、物理濾過(ウールマット)を別の小型水中フィルターで行うことにして2213の中にはリングろ材だけにしていました。
↓ こんな感じです。
この小型フィルターに物理濾過を任せていたのですが、水流が思ったより強くてこれも黒ヒゲ苔の繁殖を手伝っていたようです。
黒ヒゲ苔は水流にのって水槽中に広がって、特に水流が強く当たる場所に張り付いて根を張るそうです。
そこで今回この水中小型フィルターは撤去し、2213の中にまたウールマットを入れることにしました。
あ、もちろん2213のろ材もホースもせっかくですから綺麗に掃除しておきました。
続いて②の木酢液(もくさくえき)です。
木酢液とは色々な使い方があるようですが、無農薬野菜の害虫避けに散布したり、ペットのおしっこ掃除に使ったり、生ごみの臭い消しにスプレーしたり、入浴剤にもなるようです。
この木酢液が強めの酸性なので、黒ヒゲ苔に付けるとすぐに枯れるようです。また、植物成分なので水槽内に多少混ざっても生体に影響が少なく水草水槽にも使用できるという事だそうです。
ただ、酸性が強いので弱い水草はダメになってしまうこともあるようなので注意が必要です。ミクロソリウムやアヌビアスなど陰性で葉がしっかりした水草なら多少耐えられるという程度と思った方が良いと思います。
今回は黒ヒゲ苔にやられている陰性水草と溶岩石を一気に取り出して、木酢液を筆で直接塗布しました。
私は今回初めて使いましたが、なかなか強烈な匂いがします。
酢の匂いともまた違うんですが、古~い樹木のような、渋くてニブイ匂いです。
我慢してなんとか塗り終わり、飼育水でよくすすいでから水槽に戻しました。
しばらくすると、黒ヒゲ苔の色が目に見えて変化しました
黒ヒゲ苔が赤紫色に変わっていきます。これが黒ヒゲ苔が枯れた状態になります。
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そして③コケ取り生態です。
以前の記事ではコケ取り生態としてフライングフォックスを紹介しましたが、あれは増え始めの黒ヒゲ苔を予防する程度しか期待はできません。
今回は木酢液でしっかりと枯らしたので、いつものこの方を追加増員することにしました。
ヤマトヌマエビ × 10匹 です。
枯れて赤紫色になった黒ヒゲ苔は、エビ達が食べられるようになるようです
入れた直後から早速群がって、ツマツマと元黒ヒゲ苔を食べてくれています。
念のため3日間ほど照明は点けないでおきます。ひたすら食べて一旦黒ヒゲ苔を水槽から無くしたいと思います。
がんばれヤマトヌマエビ!
以上、黒ヒゲ苔対策の実施報告でした。
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