SPSに初挑戦!ミドリイシとウスコモンをお迎えしました
こんばんは、松崎です。
海水水槽を初めて約2年。いよいよ初めてのハードコーラル、SPSに挑戦したと思います。
目次
- SPSとはどんなサンゴか
- 1-1. ・ミドリイシについて
- 1-2. ・ウスコモンについて
- 水槽にお迎えの様子
- 2-1. 水合わせは必要なのか?
- 2-2. 配置はどこが良いか?
- 硝酸塩濃度を測定しました
- 3-1. 理想の硝酸塩数値はいくつ?
- 3-2. 測定結果と今後の目標
SPSとはどんなサンゴか
これまで飼育してきたのは主に骨格を形成しないソフトコーラルと言われるサンゴばかりでした。
代表的なのはマメスナやスターポリプ、トサカ等です。
それに対して、成長しながら骨格を形成していくハードコーラルと呼ばれるサンゴは一般に「飼育難易度が高い」といわれています。
ハードコーラルの中でもさらに2種類に分類され、ポリプの長いLPSとポリプの短いSPSに分かれます。
ちなみにLPSは「ラージ・ポリプ・ストーン=ポリプが大きな石」
SPSは「ショート・ポリプ・ストーン=ポリプが小さな石」という意味だそうです。
ポリプはざっくり言うと栄養を摂取しようと伸びる触手のようなものですかね。
このSPSは水槽の環境変化にとても敏感で、水槽の調子が落ちるとたちまち弱ってしまいます。
安定した水質・水温、ランダムな水流、強い照明、そしてサンゴを形成するのに必要な微量元素など、飼育するのに要求されるレベルがそれぞれ高いので=飼育が難しいサンゴという事になります。
・ミドリイシについて
このSPSに代表されるのがミドリイシです。
自宅で水槽を始める前に、いわゆる「サンゴ礁」として漠然とイメージしていたのはこのミドリイシですね。
こんなイメージでした(石垣島ツアーズさんのHPより)
枝状に分かれながら広がっていき、骨格を形成していくサンゴです。
海水水槽を始めると、まずはこのミドリイシ飼育を目標とする方が多いのではないでしょうか。
・ウスコモンについて
コモンサンゴも同じくSPSに分類されるサンゴですが、ミドリイシと比べると飼育難易度は少し下がるようです。
硝酸塩濃度も多少は耐えられて、照明も弱ければ横に広がっていきますがすぐに白化してダメになるわけでは無いようです。
今回はこのコモンサンゴの中でも、板状に骨格を形成していくウスコモンサンゴをお迎えしてみました。
正直、ミドリイシがあっという間にダメになったら悲しいので、保険のつもりで合わせてお迎えしました。
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水槽にお迎えの様子
今回は東京・巣鴨にあるナチュラルというショップで購入しました。
このお店は色とりどりのミドリイシが大量に展示販売されています。
本気度が高いイメージがあるので、私のような初心者はお店に入りにくい印象だったのですが
入ってみたらとても親切で、素人丸出しでミドリイシとエダコモンの見わけが付かない私にもちゃんと説明してくれました。
フラグにわけた小さな個体もちゃんと販売していて、それぞれ1800円で小さなミドリイシとウスコモンを購入しました。
水合わせは必要なのか?
持ち帰ってまずは温度合わせし、魚を同じように点滴法で水合わせを行いました。
ソフトコーラルは水合わせしてもあまり意味がないと聞くこともありますが、ミドリイシは水質変化を嫌うと有名なので、3時間ほど水合わせしました。(3時間で意味があるかはわかりませんが)
こちらが初のミドリイシです。パープルっぽい骨格に、濃い目のグリーンがうっすら乗った色合いです。
グリーンが照明直下でぼんやりと輝いており、現段階ではかなり綺麗です。
少しアップで撮影してみました。
水槽に入れてすぐなのでポリプはほとんど閉じています。これが満開に開いてきたらまた印象が変わるでしょうね。
続いてウスコモンです。
色はほぼ茶色と言ってよいと思います。まだまだ小さい個体ですが、ウスコモンは成長が早いらしいのですぐに大きくなってくれると期待しています。
配置はどこが良いか?
しっかりと水合わせした後に、先日追加した水槽右側のデスロックに配置しました。
まだスカスカなので、どこにでも配置できるのですがミドリイシは照明が強く当たるように一番高い所へ。ウスコモンサンゴはその一段下で横に広がりやすいと思うところへ配置してみました。
30㎝の小さな空間なので水流はどこにおいてもそれなりにあたると思います。
証明直下に配置完了後、1時間くらいでポリプがワサワサと出てきました。イヤイヤ汁も出ていますが
ポリプもグリーンに光っていて綺麗です。水流にもユラユラと揺れていて、照明もまんべんなく当たっているのでこの位置で良さそうですね。
このグリーンを少しでも長く維持できるよう頑張りたいと思います。
ウスコモンは少し下に置いたのですが、ポリプはあまり出てきません。こんなもんなのか、照明が足りないのかは不明です。
数日置いて様子を見ますが、ダメそうならこいつも高い所へ移動してみます。
先日お迎えしたマメスナは順調です。色はいまいちですが、全開です。
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硝酸塩濃度を測定しました
最後に、現在の水槽の硝酸塩濃度を測定することにしました。
測定キットは先日中古のショップで購入したこちら
リンク
本当はミドリイシを飼育するならもっと細かく測定できるプロキットがあるのですが、まだ私のレベルではそこまで達していないので(金もないので)これで測定してみます。
リンク
理想の硝酸塩数値はいくつ?
ミドリイシを飼育するのに適した硝酸塩は、最低でも1ppm以下といわれています。
ちなみに2週間ほど前に測定した結果はこちら
ほぼ0といっても良いのではないでしょうか。
このころはウミブドウが大量に繁茂していたので硝酸塩を減らしてくれていたのかもしれません。
その後エメラルドグリーンクラブをお迎えしたので、ウミブドウも今ではかなり減っています。
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測定結果と今後の目標
では今回測定した結果です。
上がってる…。
5まで行かないですが、3~4というところでしょうか。
魚が増えて餌あげる頻度も増えたのが原因と思われます。この数値はマズイのですぐに何か対策しないといけませんね。
とりあえず水替えしてプロテインスキマーをパワーアップするか、ウミブドウも少し残っているのでまた増やしてリフジウム化するか。
何か考える事にします。
それでは、また。
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