プロテインスキマー自作実験①(ベンチュリー式の仕組みについて)
エーハイムのコンパクトオン1000です。
次にこいつから泡を出す為にどうするかなんですが、まず一般的なスキマーポンプによく使われているベンチュリー式の構造について調べてみました。
言葉で説明しづらいので絵でかいてみるとこんな感じです。
水の通っている管の一部を狭くする事で、そこを抜けた水の勢いが増します。
これが「ベンチュリー現象」というそうです
よく水道ホースの先端を親指で潰すと、2股に分かれて勢いが増しますよね。
多分あれが近いと思います(もし違ったらすみません)
そして水の勢いが増した部分に空気の入り口を作ってあげると、水流に引っ張られて管の中に空気がどんどん入ってきます。
この現象を利用した構造のスキマーがベンチュリー式スキマーと呼ばれています。
では、次にベンチュリー式スキマーのポンプの構造ですが、またまた絵にするとこんな感じです。
ポンプの給水口に先ほどのベンチュリーが付いていて空気を管内に取り込んでいきます。
スキマーポンプは通常のポンプとはインペラーの形状が異なりニードルインペラーというものがついています。
こんな形のやつです。
そして水と一緒に取り込んだ空気をニードルインペラが攪拌して細かくて大量の泡を発生する仕組みになっています。
さて、スキマーポンプの構造は大体理解できたのですが、今回は通常のポンプなので違う方法で泡を作らなければいけません。
そこで思いついたのが、淡水の水槽で使っていたディフューザーというものです。
こんな感じで水流のあるところに付けると空気を巻き込んでエアレーション代わりになるものです。
淡水の水槽では知らずに使っていましたがこれってベンチュリー現象なんですね。
それならこれを水中ポンプの出口に直接つけたら、かなりの勢いで泡が出ないかと思いつきました。
イメージを絵で書くとこんな感じ
淡水では外部フィルター2213の出口に付けていましたが、それでも結構なエアーが発生していました。
なのでコンパクトオン1000の出口に直接付けてしまえば、これはかなりのパワーで泡が発生できるのではないでしょうか。
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早速実験に取り掛かります。
まずは30㎝キューブに海水を作ります。
そして絵の通りにコンパクトオンとディフューザーを接続しました。
海水に投入して
スイッチオン!
おお!
結構な泡が発生しています!
淡水で使うのとは泡の様子が全然違います。
ちなみに動画だとこんな感じです
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
泡の量はなかなかのものです。
うまく考えればスキマーポンプの代わりに出来るかもしれません。
問題をあげるとすれば、水流が強すぎて水面が大きく揺れていますね。泡を減らさずに水流を弱める工夫が今後必要かもしれません。
また、泡が少し荒いかもしれません。ひとつひとつの気泡が大きいというか。
スキマーは微細な泡の方が汚れをこし取る能力が高いので、この泡で大丈夫なのかはまだわかりません。
とりあえず始めた実験でしたが、なんとなくこれでいけそうな手ごたえがありました。
もう少し工夫しながら引き続き実験していきたいと思います。
プロテインスキマー自作実験②に続きます。
それでは、また。
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