海水水槽復活作戦⑥ 水質検査をはじめて行いました!硝酸塩・亜硝酸塩テスト。

こんばんは、松崎です。

海水水槽の復活作戦として、クーラー設置とお掃除生体の導入、カーリー退治を進めてきました。

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ここにきて今更なんですが、
水槽を初めて約2年経ちましたが、水質検査をやったことがないんです。


水草も古代魚も、そして海水も検査薬を使ったちゃんとした検査をやらずに来ました。

理由はただひとつ


検査キットの値段が高いからです。


水槽用品て全てにおいて値段が高いんですよね。
なので中古品や自作を駆使しながら今もやりくりしているんですが、そんな中で水質の検査に5,000円近くも払う気にならないというのが正直なところです。

しかし、ここまで生体やサンゴを立て続けに亡くしていると、さすがに少しは水質検査して自分の水槽の状況を把握しなければいけないと思い

いつもの中古ショップに探しに行きました。(結局は中古です)


そして中古用品のカゴの中に、見た感じ綺麗なテストキットの箱があったので店員さんに値段を聞くと「少し使ってあるので差し上げますよ」との回答。

ありがとうございます。
毎度毎度、本当に助かっています。


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そして帰宅後早速、初めての水質検査を実施しました。

頂いてきたのはこちら


硝酸塩・亜硝酸塩のテストキットです。

この検査キットで測定できるのは
①NO3(硝酸塩)
②NO2(亜硝酸塩) の2種類です。

水槽内において、この数値の意味は簡単に書くと以下のとおりです。

①魚に餌を与える
 →餌を食べ残す。消化・排泄して糞が出る

②食べ残しや糞がアンモニア(強い毒性)に変わる

③バクテリアの生物濾過で毒性が分解されていく
 アンモニア(強い毒)
   →亜硝酸塩(弱い毒)
     →硝酸塩(ほぼ無害)

これがいわゆる生物濾過の流れです。

立上げ初期はバクテリアのバランスが安定せずに亜硝酸塩だけが多く検出されることがあります。
時間が経ち生物濾過が安定してくれば亜硝酸塩が減っていき、硝酸塩が多く検出されていくことになります。

さらに海水水槽ではウミブドウなどの海藻が硝酸塩を吸収してくれるので、最終的にはどちらも検出されないという結果に至ることもあり、ミドリイシなどの硝酸塩を嫌うSPSサンゴを飼育する方はむしろそれを目指していたりします。

以前プロテインスキマーを調べたときにそんな内容の記事を書いたので、よかったら読んで下さい↓

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さて、まずは開封してみます。
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検査薬が3種類と検査に使う注射器・小瓶、測定用の色表が入っています。


まずは亜硝酸塩(NO2)を調べてみます。

色表の裏に簡単な説明書があります。

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注射器で5mlの海水を小瓶に入れます。


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検査薬を3滴入れて10秒ほど振ります。


そして5分待って色表と見比べます↓

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亜硝酸塩(NO2)は完全に0でした。生物濾過はしかっりと行われているようです。

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続いて硝酸塩(NO3)を測定します。

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こちらも同様に5mlの海水を小瓶に取り、3種類の検査薬を順番にいれて振っていきます。


そして9分待って色を測定↓

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硝酸塩(NO3)も0という結果でした!

コケの発生が嫌なので基本的に水替えをしていない水槽なのでいくらか硝酸塩が蓄積されていると思いましたが、この水槽にはまだいくらかウミブドウが残っているので硝酸塩を吸収してくれているようです。

魚もクマノミとヤエヤマギンポしかいないので、そもそも水が汚れにくいというのもあると思いますが、水質は悪い状態では無さそうです。


ついでに家にある他の水槽も検査してみました。(この検査薬は海水用ですのであくまで参考程度に)

まずは隣の元水草水槽(現古代魚避難水槽)

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亜硝酸塩(NO2)↓

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色表を間違えて硝酸塩用に載せていますが、検査した飼育水は水色なので数値は0でした。


続いて硝酸塩(NO3)↓

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2の色に近いと思います。こちらもちゃんと濾過は機能していますね。


お次は古代魚水槽↓

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現在ブラックアロワナの単独飼育状態です。


亜硝酸塩(NO2)↓

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こちらも亜硝酸塩は0でした。


そして硝酸塩(NO3)↓

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こちらはピンクが少し強めで10くらいの数値でしょうか。


アロワナにはカーニバルという肉食魚の餌を毎日あげているので汚れやすい状況ですが、しっかりと濾過が追い付いているようです。
上部フィルターをパワーアップしたのが良かったようです。

~過去記事~


各水槽の結果をまとめるとこちら

水槽名
亜硝酸塩
(NO2)
硝酸塩
(NO3)
海水水槽
古代魚避難水槽
古代魚水槽10


初めての水質検査でしたが、各水槽ともに悪い結果ではありませんでした。

海水水槽ではソフトコーラルのサンゴには硝酸塩が少しくらいあった方が良いという話も聞くので、生体を追加で入れても良いのかなと思いました。




それでは、また。

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