サイフォン式オーバーフロー その後
こんばんは、松崎です。
海水水槽 サイフォン式オーバーフローのその後についてです。
詳しくは過去の記事でシステムを解説しているのでまずはこちらを見てください。
(過去記事:サイフォン式オーバーフロー自作と解説)
設置してから約半年、順調に可動はしていたのですが5月にクーラーを設置した事で流量がかなり落ちてしまいました。
クーラーはニッソーのアクアクーラー20です
(過去記事:クーラーを設置しました)
揚水ポンプはエーハイムのコンパクトオン1000を使っていました。
ろ過に有効な流量は「1時間で総水量が10回転」するくらいの流量が必要だと必要と言われています。
私の水槽の総水量は64Lなので640L/時が必要になります。そう考えるとコンパクトオン1000を使っている時点で不足気味(揚程が1.3mほどあるため)だったのですが、
クーラー接続で流量が落ちたとこで、さらにろ過能力が不足してしまい、せっかくオーバーフローさせている意味がなくなってしまいます。
クーラー接続で流量が落ちたとこで、さらにろ過能力が不足してしまい、せっかくオーバーフローさせている意味がなくなってしまいます。
また、流量が落ちることでもうひとつ問題があって、私のシステムだと排水口のディフューザーから管内の空気を抜く様にしているのですが、水圧が弱いと全然空気を吸わないので管内に空気が溜まっていく=サイフォンが切れてしまうのです。
↓ 以前解説したサイフォンが切れない理由
上記のポイント①が有効でなくなるのです。
実際一度それで水槽の水位が上がりすぎて水が溢れました。
そこで、流量上げるために揚水ポンプを変更しました
コンパクトオン1000 → エーハイム1250 にパワーアップしました
エーハイム1250の流量はカタログ上で揚程が2mまで可能なので1.3mくらいだと600L/時近くになります。
エーハイム1250の流量はカタログ上で揚程が2mまで可能なので1.3mくらいだと600L/時近くになります。
早速交換して動かして見たところ、今度はオーバーフロー管の排水量が追いつかずに水位があがり溢れてしまいました。
給水管にコックをつけて流量調整しても良いのですが、せっかく強力なポンプにしたのに流量を絞るのはもったいないのでサイフォン管の径を16φ→20φで作り直すことにしました。
作り方は以前と同じで、単純にサイズアップです。
並べて比較してみるとかなりデカイですね
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配管を作っている時はゴツイなと心配していましたが、実際に設置するとほとんど水槽裏に隠れるので見た目変わりませんでした。
↓ちなみにこれが以前の16φ
もうひとつの変更点は、上記写真にある給水口のディフューザーで流量がかなり落ちることがわかったのでこちらも撤去しました。
シンプルに給水口にビニールホース付けてエアチューブを差し込みました。
しかし、これだと少しは空気を引っ張るのですが、ディフューザーほど力がないためサイフォン内の空気が出しきれません(20φになり管内の空気の量が増えたのも原因ですね)
↓ 実際のサイフォン開始時の動画です
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
揚水ポンプをOFFにすると水が給水管を逆流してろ過槽に落ちます、その時にサイフォン管内の空気をたくさん引っ張ってくれます。そのため何度もスイッチをON/OFF繰り返せばだんだん管内の空気が抜けてサイフォンが発動します。(動画だと1:00くらいで落水が始まります)
1:30頃からやっているように、OFFの時に指で給水口を塞ぐとより空気が引っ張られます。
しかしこれだと問題が大アリなのです。
そうです、停電時などにサイフォンが切れた場合に自動復旧しないのです。
その後いろいろと悩みながら工夫を繰り返し、なんだかんだで最終的にはこうなりました
「エアチューブに逆止弁をつけ、サイフォンを起動する時だけ口で空気を吸い出す」
逆止弁がついていれば停電時にも空気がサイフォン管に入らないためサイフォン切れになりません
↓ 口で空気を吸い出してサイフォンが始まる動画です
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
あっという間ですね。
デメリットはひとつだけ、空気吸い出す時にすこし海水が口に入ることくらいかな。
↓ 続いて、給水開始ONと停電時OFFの試験
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
00:50あたりでOFFにしていますが、サイフォンが切れずに安定しています。これなら再度ONしても自動復旧になります。
また、以前と揚水ポンプが変わり流量が増えたことで、一度サイフォンが始まると排水管内に自然にたまる空気は排水に押し流されて抜けていくため管内に空気がたまらなくなりました。定期的に口で空気を吸わなきゃダメかと思いましたがそんなことはありませんでした。
ようやく最終系になった気がします。流量も多いし停電時も大丈夫なので安定しました。
いろいろと試した結論としては
揚水ポンプも排水管径も流量が多いほど、サイフォン管内に空気やゴミがたまらないので安定する
=漏水リスクが大幅に減る
ということでした。
少ない流量でいろいろ試行錯誤していた時の方がバランスが難しいです。排水量より給水が多くて溢れたり、給水絞ると管内に空気が溜まったり少しのことでバランスが崩れる危うさがありました。
私の場合は20φの塩ビ管+エーハイム1250の組合せで上手くいきました。
自作はやっぱり楽しいですね。
最後に
これを見て真似して作ってみようと思うような方は心得ていると思いますが、あくまで自己責任でお願いします。
私の場合はこれでうまくいったので、ひとつの参考程度にして頂けれと思います。


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